犬用車椅子・犬用介護用品ならドッグラン再び

犬用の車椅子(犬用歩行器)で椎間板ヘルニアや股関節形成不全など、交通事故や老犬が原因で歩行障害がある愛犬が元気に走り回ります

犬用・猫用の車イスの価格や特徴を知りたい方、中古の車椅子を探している方はお気軽にお問い合わせください。

TOPページへ
TOPページへ
お知らせ一覧
店長ブログ
利用者の声
メルマガ申込
よくある質問
お問い合わせ
定休日

癌・骨の障害

戻る
病気辞書:2009年7月17日(金)更新

骨肉腫

【骨肉腫の概説】

骨肉腫は骨を作る細胞の腫瘍です。原発性悪性骨腫瘍の1つであり、発症頻度も高い病気です。大型犬の成長期によく見られ、骨折や骨の炎症の後、特に四肢の骨に慢性的に負荷がかかって炎症が続いた後などによく発生します。腫瘍細胞から骨様組織が形成される腫瘍であり、前肢だと肘に近い部分に、後肢だと膝に近い部分に多発します。再発・転移しやすい悪性腫瘍で、通常は断脚が必要です。

骨に出来る腫瘍は悪性肉腫が多く、肺などに転移し易いです。また乳がん・肺がん・前立腺がんが骨に転移する場合もみられます。跛行や痛みや痺れが起こります。


【骨肉腫に特に注意したい犬種】

大型犬や超大型犬に見られます。

グレート・ピレニーズ、グレート・デーン、ロットワイラー、などの犬種


【症状、歩行・走行能力への影響】

足の関節の周囲が腫れ、跛行や痛みや痺れが起こります。 ひどい場合は、痛みのあまり歩けなくなります。また、断脚を行なった場合は、歩行・走行補助の手段が必須となります。


【治療方法・リハビリ方法】

一刻も早い診療・手術が求められます。良性腫瘍の場合もありますので、まずは診療を受けて下さい。進行すると、治療は足を切断して、化学療法などを行います。

術後は、四肢の一部を損失することが予想されます。それゆえ、歩行補助の手段が必須となります。最適な方法は、車椅子を使った歩行補助とカートセラピーです。




骨折

【骨折の概説】

骨折には交通事故や打撲、転落事故などが原因の外傷性骨折と 栄養障害(くる病など)、骨の腫瘍、骨形成不全、骨粗鬆症などが原因の病的骨折があります。また、骨折の仕方には種類があります。

@完全骨折
骨が2つ以上になってしまう骨折のこと。


A開放性骨折
折れた骨が皮膚から突き抜けてしまう骨折のこと。
この場合は骨が外に出ているため、細菌の感染がしやすくなります。また出血が多く、ショック症状が出る可能性もあるため、大変危険です。

B閉塞性骨折
骨折した部分を皮膚が覆ってしまう骨折のこと。
腫れと強い痛みがあります。足の骨折では足を引きずる、他の足だけで歩いたりしますがあまりひどい痛みだと動くこともできません。また、脊骨など骨折した部位によっては神経系の障害を起こし、骨折が完治しても排便や排尿などの障害が出ることがあります。

C若木骨折
枝のように裂けるが、2つに分かれない骨折のこと。
若い犬はまだ骨の発達ができていないため生じ易いです。


【骨折に特に注意したい犬種】

どの犬にも共通して起こりえますが、プードル種、は特に骨折し易いので、ご注意下さい。


【症状、歩行・走行能力への影響】

足の骨折では足を引きずる、他の足だけで歩いたりしますが、あまりひどい痛みだと動くこともできません。また、脊骨など骨折した部位によっては神経系の障害を起こし、骨折が完治しても排便や排尿などの障害が出ることがあります。


【治療方法・リハビリ方法】

治療前・治療後ともに、骨折した肢に無理な負荷を掛けさせないためにも、歩行・走行補助の手段が必須です。また、運動を控えさせている期間が長ければ長いほど、他の四肢の筋力も弱くなっていきます。最適な方法は、車椅子を使った歩行補助とカートセラピーです。




(参考文献)
・獣医臨床シリーズ 2000年度版 Vol.28/No.1 サウンダース小動物臨床マニュアル 長谷川篤彦 監訳 (文永堂出版)
・THE ENCYCLOPEDIA of the DOG 犬種大図鑑 ブルース・フォーグル著  監修 福山英也 (ペットライフ社)

戻る